米国株を中心に、株価が高値圏にあります。こういう時はなかなか買い増しをし辛いですよね。株価の下げに備えて「為替ヘッジ付外国債券」でリスクヘッジをするのに良い時期かもしれません。
※2019 年の記事を移行したため、内容が古い可能性があります。
株と逆の値動きをする為替ヘッジ付外国債券
以前の記事でも紹介しましたが、為替ヘッジ付の外国債券の値動きは、株のそれと逆相関がありました。
以下は、ブラックロック社のヘッジ付米国債券(1482)の値動きです。
円安・株高にある現在の状況下、お買い得な値付になっています。
おすすめ国内ETFは1482、2512
為替ヘッジ付外国債券だと、以下の2つがオススメです。
・1482…iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF(為替ヘッジ有り)
・2512…外国債券・FTSE世界国債インデックス(為替ヘッジ有)
1482 iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF
1482は米国債のみに投資するETFです。米国ブラックロック社の商品で小口(2,000円程度)から購入できるのと、低コスト(信託報酬0.14%)なのが強みです。
純資産も60億円とそれなりの規模となっています。
直近の分配金利回りは2.03%とまずまず。
米国債という最大級に安定感のある商品を購入し、分配金を貰いながら株価の下げに備えると良いと思います。
2512 外国債券・FTSE世界国債インデックス
2512は1482と異なり、米国債だけでなく世界中の国債に投資します。
記事執筆時点では、アメリカ44%、フランス9.2%、イタリア8.4%、ドイツ6.7%、イギリス6.6%、その他約25%となっています。
1482よりも世界中に分散投資できるのが魅力ですね。
最近出来た野村のインデックスファンドETFなので、信託報酬も低水準に抑えられており0.12%となっています。
デメリットとしては分配金利回りは1.64%と低め、純資産も12.4億円と少ないので償還リスクがある点です。ただ、今後伸びてくると期待してます。
東証上場ETFでは、2512の他に全世界の国債に投資する為替ヘッジ有の銘柄はありません。
外国債券系は、投資信託が人気だからでしょうか。
この2512には流行ってほしいものです。純資産30億円には達してほしいところ…。
株が高いと思うときは無理せず他の商品を
春先から一気に株高局面になってきており、どうにも株が買いづらくなってきました。
高いな、と思ったら無理せず他の商品に投資しましょう。
ヘッジ付外債は有力な投資先になると思います。