昔の話ですが、基準価額が上昇してきていたので、「日興-ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型)」を全額解約しました。
当時、投資信託のETF化を進めていたので、キャピタルゲインがプラスになったものから、売却を進めていました。
長らく資金をラリートで運用していたので、振り返って記事にしてみようと思います。
ラリートが駄目だったところ
ETF化を進めているので売却しているのですが、そうでなくてもラリートは、基準価額が戻ったら売却しようと思っていました。
ラリートが駄目だった点を挙げていきます。
信託報酬が高い
まずは、信託報酬が高い点ですね。1.62%もかかってしまいます。
海外REIT系は高くなりがちですが、ETFと比べてみると段違いです。
ETFだと、同じ先進国不動産に投資する
・【2515】NEXT FUNDS 外国REIT・S&P500先進国REIT指数
は、信託報酬「0.17%」と、とても低いです。
あえて信託報酬が高いラリートを買う必要もなく、2515を買えばいいのでは、と思ってしまいます。
毎月分配型・タコ足配当
あと、毎月分配型で、分配金を出しすぎて、どんどん基準価額が下がっていました。
以下は、SBI証券のラリートのページから持ってきた画像ですが、
・赤が基準価額 + 分配金
・青が基準価額のみ
のチャートです。
分配金出しすぎで、青の線がずっと下降しています。
また、赤の分配金をプラスした金額でも、全然儲かっていません。
ひたすら横ばいですね。。
儲かってないのに分配金を出して、タコ足配当化しているのでは、と思われます。
ラリートが良かったところ
逆に、ラリートは投資初心者だったぼくにとって、とても夢のある商品でした。
高額な分配金が楽しい
2,300円あたり、25円の分配金が出るんです。
10,000円で、大体100円。100万円あれば、毎月10,000円もらえます。
1,000万円あれば、毎月10万円!
相当なお小遣いになりますね!
ただ、途中からタコ足配当の話とかを知るようになって、夢が幻だったことがわかって残念でしたが。
年利12%近く分配されます。すごい利率ですよね。そんなに儲かれば、みんなやりますよね。
ちなみに、タコ足配当が禁止されているETFでは、年利3%がいいところです。
実態はこんなものでしょう。
損しても気にしない
多少マイナスの評価損がでても、全然平気でした。
だって、分配金がずっと支払われるので、狼狽売りをしてしまったり、FXや仮想通貨でありがりな往復ビンタを食らったり、なんてことは全くありませんでした。
ぼくの場合は、ラリートを長期保有して分配金で仮想通貨を買ったりしましたね。
高リスク商品に分配金を使っても、また振り込まれるから別にいっか~って気楽になれました。
分配金もらって逃げ切れば丸儲け
分配しすぎなので、基本的に基準価額は右肩下がりですが、たまにREITが上がったり、円安になったりすると、ラリートが高値になることがあります。
そのタイミングで売り切れば、分配金丸儲けになりますね。
分配金は、基準価額が右肩下がりなら、ずっと特別分配金で非課税なので、税金の支払いも減ってお得ですね。
結局、トータルでは儲かりました
2014~15年にかけて、じわじわ買いましていました。
3年で約4%のリターン。一応儲かってますね。
でもインデックスファンド買ってた方が儲かったでしょうね。
まとめ:悪くないけど、わざわざ買うような商品でもなかった
長らくお付き合いした商品だったので、そんなに悪く書くつもりもないです。
最終的には儲かりましたし。普通預金で寝かしておくよりもパフォーマンス高いですよ。
分配金はお小遣いとしては、とても楽しいです。
でも、使ってしまうと、資産形成にはなりません。
年齢や目的も加味して、投資信託を購入した方がいいですね。
また、インデックス投信や ETF を使って毎月分配型投信を自作することができます。
これなら信託報酬も安いです。