投資信託で利益確定しても、当日に約定しない銘柄が結構あります。
これが結構くせ者で、微妙に利益が出ているだけの投資だと、約定日のずれで利益が損失になったり。。
約定に時間がかかる銘柄:海外系
国内株式や国内債券などは、当日締めで約定の銘柄が多いのですが、海外系の投資信託は、約定日が「翌営業日」のものがほとんどです。
海外市場が終わった後、翌営業日10:00の為替レート(TTM)で基準価額を計算するからとのことです。
以下の楽天証券のサイトが参考になります。
例えば、以下のようなパターンで利益が出ていると思っても、損失になることがたまにあります。
・今日のお昼に利益が出ていたので、売り注文を出したが、当日の深夜帯、NY市場で株が大暴落。
・今日のお昼に利益が出ていたので、売り注文を出したが、当日の夜に重要指標の発表があり、突如、超円高になった。
利益が出ていたはずが、タイミング悪く損失が出るとショックですね。どうやって避けましょう?
ETFで運用する
ETFであれば、マーケットの空いている時間であれば、即時約定します。
投資信託でなくETFで運用して、利益確定を平日の昼間に行えば、こういった損失は防ぐことができます。
利益確定のタイミングを分散する
一気に投信を全部売却するのではなく、分散して売却すれば、約定タイミングずれに伴う損失リスクを軽減することができます。
長期間かけて、別の資産にスイッチングしていくイメージで確定すると良いかと。
せっかくの利益なので、確定は慎重に
投資信託を長期間プラスで運用しても、最後にタイミング悪くマイナスで利益確定してしまうと台無しです。
慎重に利益確定を行っていきましょう。